語彙プランの多くは、同じ退屈な理由で失敗します。1日目のあなた——機嫌がよく、週末が丸ごと空いている人——に合わせて設計されているのです。現実と接触しても生き残るプランは、逆を前提にしなければなりません。日を飛ばし、やる気を失い、使えるのはきっかり10分だ、という前提です。これはその人のための30日間プランです。
五つのルール
以下はすべて、このルールを週ごとに当てはめただけです。
- ばかばかしいほど小さく始める。 1日およそ10枚の新規カード。EnjoyCards の1日の新規カード上限は1〜100で調整でき、既定は10です。しばらくは既定のままに。あとで上げられますが、積み残しは取り消せません。
- セッションは短く。 10〜15分を、毎日。頻度は長さに勝ります。
- 週に1〜2回クイズ。 クイズモードは自分のカードから4択を組み立てるので、何が定着したかの点検に使えます。
- 取り戻し日を用意する。 週に1日、飛ばした分を片づけるための日です。飛ばす日は想定内で、危機ではありません。
- 1日の穴を1週間の穴にしない。 空いた期間より、次の1回のセッションのほうが大事です。
第1週:デッキではなく習慣を作る
最初の週は、セッションが普通の1日に収まることを確かめる期間です。量の話ではありません。
| 日 | やること |
|---|---|
| 1 | デッキを始める(またはサンプルデッキを開く)。上限を10に設定。短いセッションを1回。 |
| 2〜5 | 期日のカードを復習し、新規を最大10枚追加。できれば毎日同じ時間に。 |
| 6 | その週のカードでクイズを1本。20問以内。 |
| 7 | 取り戻し日。 飛ばした復習を片づける。新規カードはなし。 |
第1週の終わりには、デッキに約60語、そしてもっと大事なことに、1日の中に固定の枠ができています。
第2週:自分が実際に生きている場所から語を足す
習慣が持ちこたえたら、供給源を広げます。目標言語で何かを読み、分からない語には辞書を引かずに印をつけ、そのリストをアプリに貼ります。バッチモードがバックグラウンドでカードを生成するので、1章分の語彙が、定義を打たずにデッキになります。
| 日 | やること |
|---|---|
| 8〜12 | 毎日復習。週の中で本物の素材を1つ収穫し、バッチ生成にかける。 |
| 13 | ここまでのデッキ全体でクイズ。 |
| 14 | 取り戻し日。 |
第3週:難しい語に戻ってこさせる
ここから間隔反復が元を取ります。第1週の語はすでに間隔を空けて戻ってきており、何度も落としている語はひとりでに浮かび上がってきます。FSRS が仕事をしているのであって、あなたが根性で思い出しているのではありません。
| 日 | やること |
|---|---|
| 15〜19 | 毎日復習。正直に評価:真っ白なら もう一度、即答できたときだけ 簡単。 |
| 20 | クイズ。 今週の点数を先週と比べる。 |
| 21 | 取り戻し日。 何度も落とすカードを編集する。薄いカードが原因のことが多く、記憶力の問題ではありません。 |
第4週:証明して、続ける
| 日 | やること |
|---|---|
| 22〜26 | 毎日復習。負荷が軽いなら、上限を12か15に上げる——30ではなく。 |
| 27 | クイズ。 |
| 28 | 取り戻し日。 |
| 29〜30 | 通常の復習。その後、もう30日保てる数字に上限を戻す。 |
1か月を終えるころには、およそ250〜300語を見て、さらに数百語が予定に残っています。学んだ多くがまだ期日を迎えていないからです。それが要点です。デッキは未来の日付を持つ記憶の行列であり、終わらせたカードの山ではありません。
なぜ一貫性が勝つのか
このプランの裏の計算は繊細ではありません。1日10語は1年でおよそ3,650語——HSK 4 に受かり HSK 5 に手が届く量です。ただしその日々が本当に起きた場合だけです。1日30語を2週間やって、そのあと何もなしでは、語数はむしろ少なく、戻る道で罰する積み残しが残ります。短くて退屈なほうが、激しくて放棄されるより必ず勝ちます。
31日目に
止まらないでください。ストリークと学習カレンダーは、あなたがやったことの記録であって、引退させるトロフィーではありません。語彙を生かし続ける復習は、いま築いた同じ毎日の枠の中にあります。セッションを保てば、スケジュールが語を保ちます。
このプランの道具立ては、デッキ・サンプル教材・ストリークの作り方で1日の上限とカレンダーを、4択クイズの使い方で週次の点検を説明しています。1日目を始めますか。EnjoyCards を無料でダウンロードして、上限を10に設定し、今夜1回だけセッションをやってみてください。