「単語が覚えられない」という悩みは、たいてい記憶力の問題ではありません。多くの人がつまずくのは、もっと手前の工程——カードを作るところです。単語を調べ、意味を書き写し、発音記号をコピーし、教科書くさくない例文を探し、ほかに何を書き足すか考える。1枚に数分かかるとしたら、500語で週末が丸ごと消えます。しかも、カードを作り終えたところで満足してしまい、肝心の復習は「明日やろう」で止まる。
EnjoyCards が消そうとしているのは、この工程そのものです。覚えたい単語(何語でも構いません)を入力するだけで、AI が構造の整った単語カードを返します。ここでは実際に何が出てくるのか、バッチモードはどう動くのか、そしてどこから先は自分で判断すべきなのかを整理します。
単語を1つ入力すると、カードが組み上がる
単語でもフレーズでも、ひとつ入力すると、AI は語彙カードに必要な項目をひととおり埋めて返します。
- 学習対象の言語での意味——機械翻訳調ではない、その言語による定義
- 母語での意味——ラベルとしてではなく、概念として理解するために
- 発音の表記——英語なら IPA、中国語なら声調記号つきのピンイン、日本語ならローマ字、その他の文字体系も同様
- 品詞——名詞・動詞・形容詞など
- 訳付きの例文が2〜3個——単語が実際に生きている文法ごと覚えられる
- よく使うコロケーション——make a decision や take a risk のように、実際の会話で出てくる組み合わせ
- 文法のヒント——その言語を学ぶ人に向けて書かれた注意点
パッと見て読み方が分からない言語では、この細かさがすべてです。漢字にピンインと本当に使える例文が付いたカードは、文字と訳語だけのカードより、はるかに働きます。
生成されたカードは、あくまで途中品
気になる項目だけを再生成する
「生成された」は「完成した」と同じではありません。アプリもそう扱います。どの項目も手で書き換えられますし、ひとつの項目だけを再生成することもできます。例文がしっくりこなければ、カード全体を作り直すのではなく、例文だけ差し替えればいい。カードに固定された部分はありません。
これは、聞こえ以上に効きます。AI でカードを作る価値は「完璧であること」ではなく、ゼロからではなく90点から始められることにあります。1項目の修正は数秒、ゼロから書くのは数分。この差が、続くかどうかを分けます。
バッチモード:単語リストをまとめてカードに
1語ずつの生成は、出会った1語ずつを拾うための機能です。バッチモードは、まとめて出てくる単語——記事や1章、字幕から書き出した語彙——のための機能です。
単語を1行1語で貼り付けると、アプリはバックグラウンドの処理としてカードを生成します。進捗を眺めながら放置でき、途中でキャンセルもでき、中断しても続きから再開できます。ニュース記事から拾った50語を、1語ずつ手で入力する必要はありません。
貼って、待って、直す
続けやすい流れは、おおむね次のとおりです。
- 目標言語で何かを読む——記事、本の1章、文字起こしなど。
- 分からない単語に印を付けていく。その場では調べない。
- そのリストをアプリに貼り、バッチ処理を走らせる。
- できあがったカードをざっと見て、直すべき数枚だけ手を入れる。
- 復習する。次にいつその語と出会うかは FSRS が決めてくれます。
向いている人、向いていない人
あなたの悩みが「単語デッキを作ろうと思いながら、いつも後回しにしてしまう」なら、AI 単語カード作成の意味はそこにあります。デッキはほぼひとりでに出来上がり、あなたの仕事は毎日10分程度の復習まで縮みます。
ただし、判断まで AI に渡すべきではありません。定義がわずかなニュアンスを落とすことはありますし、文法的には正しくてもほとんど使われないコロケーションも出てきます。正直に言えば、生成が消してくれるのは退屈な9割で、残る1割の価値ある修正はあなたの仕事です。「読んでいないカードをそのまま受け取る」ための機能ではありません。
まとめ
カード作りは、語彙学習のなかでもっとも続かない部分です。そこを AI に渡し、あなたは判断と復習に集中する。EnjoyCards は、その分担を狙ったアプリです。
単語カード作りに時間を取られていたなら、EnjoyCards を無料でダウンロードして、手持ちの単語リストから最初のデッキを作ってみてください。アプリ全体の機能を先に把握したい人は、EnjoyCards の AI カード&間隔反復の全機能をどうぞ。
機能の全体像は無料のAI暗記カード作成アプリで確認できます。